お題:卒論
今日はマジで生産性のない一日を過ごしていたので、正直お題があって本当に良かった。募集しといて良かった。
今回は卒論について書きます。
卒論について、ってなんだ?卒論の思い出を書けばいいのかな?
まあ私の卒論話を書きます。
卒論のテーマは「コメンテーターについて」だった。ワイドショーのコメンテーターって正直適当なことばっか言ってるので、コメンテーターマジでいらねえだろ、コメンテーターやめちまえ、という趣旨の卒論である。
一応3年生時に書いたゼミ論をもとにはしているので、一から書いていない。ただ結構しんどかった。
私は就活に失敗したので、書き始めも遅かった。夏はほとんど就活に費やしていたので、文章を書く以前に研究が出来なかったのである。
初めて内定をもらえたのが7月の中旬だったので、内定をもらった段階でさすがにやっておこうと思い、アンケートだけ行うことにした。
アンケートとといっても「コメンテーターについてどう思ってますか?」というA3裏表のかなり分量が多いやつだった。
当時の私は何を思ったか、それを学科以外の人間にやってもらおうと思ったのである。文学部で、メディア研究を特に行っていなさそうな学科にお願いしようと思い、出た結論が
哲学科にアンケートをする、だった。
無謀である。
とりあえず、学科長の先生(名前ど忘れした、寺尾じゃなくて村尾じゃなくて村井じゃなくてなんでしたっけ?)には話をつけ、彼の授業で配ることにし、事務の人にも話をつけ、昼休みに事務の横のスペース?で配ることにした。
あと、長町先生の授業でも配れることになった。これは人数が多かったのでかなり助かった。
件の学科長の先生の授業でアンケートを配りにいったところ、その先生が
「私たちの学科はあまりやりませんが、こうして実地の調査を行なっている人もいます」という趣旨の説明をされ、若干見世物じゃないけど、俗世にはこういう人間もいるのよ〜〜みたいな感じで言われているような気がした。
あと、哲学科の人と何人かお話をしたけれど、普通にいい人たちだった。あとなんか雰囲気が美大の人っぽい。独自の価値観で行動してる感じがめっちゃしました。
みたいな感じで、夏にアンケートを取り、秋に就職先が正式に決まり、11月の頭くらいから書くことにした。
私のゼミでは卒論はとりあえずばーっと書いて、先生の研究室前にあるポストに放り込むと、後日そのポストに自分の名前の書かれた封筒が置いてあり、そこに添削された卒論が入っているという仕組みだった。今思うと赤ペン先生に近い。
最初に返却された卒論を見てゾッとした。
「形式がわかっていない。日本語ではない。」
苦しい。
その後も
「なんで?」
「根拠はなんですか?」
「意味がわからない」
「日本語の勉強をしろ」
という文言が本当に赤ペンで書き込まれる。しかも字が下手なので、たまにそれが読めない。
しかもこんだけ恐ろしいこと言われてるのに、実際会うと「なんかもうちょっと頑張れって感じなんだよね〜〜笑」みたいな全然怒ってないよー感を出してくるのも怖かった。
この時期はずっとパソ室にいた。図書館まで行くのが遠かったので基本的には2号館にいた。
休日はバイトしてたので、行くのは平日だけだった。
卒論のお供は稲川淳二である。稲川淳二の怪談はいいぞ〜〜。みんな本当に卒論捗るから聞いてみてください。
とかなんとかやりつつ卒論を書き終わった。
USBが紛失することもなければ、恋人と別れることもなく、インフルエンザにかかることもなく、卒論を終えられて本当に良かった。
基本的にそもそもUSBではなく、gdriveを使っていたというのもあるけど。
卒論は出せたけど、口頭試問がマジムカついた。
口頭試問はご存知の通り、ゼミじゃない先生が主査になるので、全然知らない人に説明しないとならない。これが恐ろしくてたまらなかった。
私の主査はその年からうちの大学に来た人で、対外的には有名な人だった。なんでも「ネットカフェ難民」という言葉の生みの親らしい。嘘か本当か知らないけど。
例の哲学科アンケートに差し掛かると
「アンケートって大学生が苦し紛れにやるやつだよね」
などといってきた。
正直私が大学院に進学するならそう言われても仕方ないが、もう研究なんてしない私が苦し紛れにやって何が悪いと思った。こっちはリアルな人生を生きてるんだよ。
口頭試問のおかげで評価はCでした。
でも悔いはありません。ちゃんちゃん。