11月2日
昨日(11月1日)は特に何も書くことがなかったので日記を書くのをやめることにした。
なので今日(11月2日)のことを書きます。
ちょっと前の特番でお仕事をご一緒した、本郷奏多の劣化版っぽい放送作家の人とデートする夢を見た。2人で映画を観に行くのだが、3回くらいスクリーンを間違えた。そのあとデパートの屋上みたいなところで遊んでいると彼の知り合いが声をかけてきた。そこで夢が終わる。どうせなら本郷奏多とデートしたかった。夢の中ですら人権がないのか。劣化版で我慢しろということなのか。
出社。長々作っていた地図がようやくOKになった。
心に余裕ができたので、総務のボケちゃったおじいちゃんとお昼ご飯を食べに行った。
「行きますか?」だけで全てが通じる関係性になった。ちなみにおじいちゃん以外に仲良くなれた会社の人はまだいない。おじいちゃんは来年定年を迎える。
おじいちゃんが「ひさびさにロータスに行くか」と言ったのでロータスラウンジに行った。
(https://www.google.co.jp/amp/s/s.tabelog.com/tokyo/A1306/A130603/13156920/top_amp/)
手っ取り早く言うとアジアン料理の店。一番人気はガパオカレーセット。ガパオライスとミニカレーがついて1000円。客はほとんどそれしか食べてない。
わたしも今日はそれを食べた。ちなみにカレーはイエローカレーとグリーンカレーの二種類から選べるよ。
おじいちゃんはランチBセット。インドカレーが二種類選べて、ナンが付いてくる。
おじいちゃんがまた同じ話をした。
「海外はどこに行った?」
「アメリカとフランスとドイツです」
「俺はねえ、南極以外は全部行ったよ」
おじいちゃんだから仕方ないのだ。
お昼を食べ、戻ってくるとチーフからメッセージが届く
「明日のロケ行って」
「そのつもりでした」と返信。
ディレクターの天野さんと打ち合わせ。天野さんはわたしが出会った会社の人の中で一番倫理観がある。けれど人をよく振り回す。でも倫理観がなくて人を振り回す人しか会社にいないので、それよりは格段にいい人だ。人の親は倫理観がある。わたしの上司も人の親だけど、彼には倫理観がない。
「明日わたしがロケ行きます」
「俺はあきえにNG出したつもりだった」
みたいなやりとりをする。ハワイ土産のチョコをもらった。
機材屋さんに電話をし終わったあと、上司が声をかけてきた。
「(執行役員の)〇〇さんが、お前を特番で使いたいんだって。放送は1月らしいからさ、今やってるやつと調整して。〇〇さんが呼んでたから早く行って。」
〇〇さんのデスクに行く。〇〇さんは採用時の面接官だった。7人くらいいる面接官の中で1人だけめっちゃ退屈そうにスマホをいじっていた。ちなみに今の上司も面接官だった。集団面接で、全く目立っていなかったわたしに初めて質問を投げかけてくれた人である。
〇〇さんはデスクにやってきたわたしを見て「あー君があきえちゃんね。」と言った。
顔を覚えられていなかった。
特番の話を聞く。収録が12月後半にあること、放送は1月の3が日明けてすぐであることを聞く。わたしの中でクリスマスとお正月が崩れ去って行った。
「こいつがチーフの田中ね、田中!新入社員のあきえちゃんだよ!」
田中さんは可愛い感じの人だった。すごく今どきの感じがした。一番苦手なタイプだった。
「藤田!あきえちゃんだよ!あきえちゃん!」
藤田さんはわたしと背格好が似ていた。でもわたしより小綺麗な感じがした。
なんとなく挨拶をしたあと、これから定例会議という話を聞かされる。まじかよ。今からかよ。
15分後、出発。会議場所は定期券内だった。
田中さん藤田さんはともに2年目らしく、藤田さんはわたしより一つ年下だった。田中さんもたぶんわたしより年下だ。これから年下に怒られるのか、と思うとドキドキした。まだなにもやらかしてないけど。
会議に参加。ここには書かないけど、めちゃくちゃ面白い話をいくつか聞く。
会議を抜け出し、レギュラー番組の会議へ。
ここで致命的なミスをする。資料を一つ印刷していなかったのだ。
「お前はアホか?馬鹿か?」チーフの怒号。
なんとか印刷できた。
会議の議事録を取る。スマホで録音をしておく。(録音を聞かずに議事録を作ったらチーフに「話全く聞いてねえじゃん」と怒られた。これから聞きながら書き直す)
帰社。明日の準備を少しする。
チーフと打ち合わせをする。
「反省した態度なんかいらない。そんなことをしても許さない。お前の態度は全て見抜かれてる」
「お前はなんで理解できねえかな」
「人をイラつかせる天才か」
これだけ抜き出すとチーフがめちゃくちゃ悪人に見えるが、本当はすごくいい人だ。「人に怒れない」はずのチーフをここまで怒らせているわたしの無能さを感じ取ってくれ。あと今日はそこまで機嫌が悪くない日だった。
終電が迫ってきたので帰る。帰りの電車で絶対に座れることだけが全ての救いである。
今日はまだ終わってない。